ジャニオタが紹介する【双眼鏡の選び方】倍率などの用語、メリットデメリットは?

双眼鏡の選び方

ライブやコンサート、舞台などに行くとき、もっと大きくはっきり見たいなと双眼鏡が欲しくなっちゃうことありますよね!
実際に双眼鏡が欲しいと思ったとき、買いなおしのときに双眼鏡を選ぶ上で知っておきたいのがスペックの見方です。

スペック表の書いてある用語や意味がわからないとどう選んだらいいかすらわからなくなってしまうので、ここではまずスペックの見方を紹介していきたいと思います

双眼鏡の用語(スペックの見方)

双眼鏡をいざ買おうと思ったとき、どう選んだらいいか悩んだり、用語がわからなくって迷っちゃいますよね。
私自身もよくわかんなくて迷ってしまったので、まずは用語の意味とそれがどのくらいの数値があればいいのかまとめてみました!
(別記事でおすすめの双眼鏡を紹介していきたいと思います。)

倍率

「倍率」とは、肉眼で見た対象物の大きさを双眼鏡を覗いたときに対象物がどのぐらい大きく見えるのかを表したものです。

例えば、
1,000m先にあるステージにいる担当さんを10倍の双眼鏡で覗いた時と
100m先にあるステージにいる担当さんを肉眼で見たときと同じ大きさで見えることになります。
8倍→  1,000m÷  8倍=125m
10倍→1,000m÷10倍=100m
20倍→1,000m÷20倍=50m

 

じゃあ、倍率が高い方が遠くの対象物が大きく見えていいものでしょ!
となりがちですが、そうではありません。
大事なのは見え方です。

倍率が上がれば大きく(その倍率分近づいてみた大きさと同じに)見えますが、
倍率が上がるとブレと明るさが下がり、実視界も狭くなるので
倍率が高ければ高いほど、見やすい(良い)とは限らないんです。

対物レンズ有効径・ひとみ径・明るさ

対物レンズ有効径

対物レンズ有効径とは
(対物レンズの口径-レンズを押さえる鏡筒枠)の対物レンズの内径をいいます。

有効径が大きいほど
集光力があり、明るさ解像力が上がる、けど双眼鏡自体も大きく重くなる

有効径が大きいほど光を多く集め、取り込むことができるので同じ倍率でも明るさや解像度も高くなります。
ただ、双眼鏡も大きく重くなるので注意が必要です!

ひとみ径

↑自前の双眼鏡です

口径とあわせて確認しておきたいのが「ひとみ径」
接眼レンズから30cmほど離れると見える白い円が「ひとみ径」と呼ばれてるものです。

ひとみ径は直径が大きいほど対象物を明るく見ることができます。
この直径は【口径mm÷倍率=ひとみ径】となります。

明るさ

よくスペックにある「明るさ」は「ひとみ径を2乗」したものになります

10×30の双眼鏡のひとみ径(30÷10)は3、明るさ(3の2乗)は9
10×42の双眼鏡のひとみ径(42÷10)は4.2、明るさ(4.2の2乗)は17.64

10×30より10×42は2倍以上明かるいことになります。

とはいえ、大体どのくらいのひとみ径や明るさがあれば明るいと思えるのが気になるところだと思います。

人の瞳孔の径とひとみ径の大きさが、明るく感じるか暗く感じるかに関係してます。

明るいところでの人間の瞳孔径は2.5~3mmといわれているので、明るいところでひとみ径が3mm以上あれば十分明るいと感じられます。
暗いところでは瞳孔径が大きくなるので約6~7mmといわれているので、
ひとみ径が3mmだと暗めに、ひとみ径が大きければ大きいほど明るく感じられます。

実視界と見掛け視界、1,000mにおける視界

広範囲を見たいなら“実視界”と“見掛け視界”が重要です

実視界

「実視界」とは、双眼鏡を動かさない状態で見える範囲で、対物レンズの中心から測った角度のことです。

自前の双眼鏡です。
これの場合、実視界は8.3°になります!

実視界が大きいほど見える視野は広くなるので、対象物が見つけやすくなります!

見掛け視界

「見掛け視界」とは、双眼鏡を覗いたときに見える視界のことです。

旧JIS規格(JIS B7121:1993)
※この計算式の場合は、見掛け視界65°以上を広視界双眼鏡と呼びます。
見掛け視界=実視界×倍率現在の定義はISO規格(14132-1:2002)および望遠鏡新JIS規格(特性 JIS B7121:2007,用語 JIS B7157:2003)に変更されております。
※この場合では見掛け視界60°以上を広視界双眼鏡と呼びます。
tan ω’ = Γ × tan ω
2ω’= 2 x tan-1 (Γ x tan ω)
見掛け視界:2ω’
実視界:2ω
倍率:Γ

実視界8.3°で8倍の双眼鏡なら見掛け視界は60.3°(旧JIS規格では66.4°)

見掛け視界が広いと、倍率が高くても実視界が広くなります。
倍率が同じ双眼鏡であれば、見掛け視界が広い双眼鏡の方が見やすいです!

1,000mにおける視界

双眼鏡を動かさないで1,000m先の物体を見ることが出来る範囲をメートルで表したものです。

「8×30 8.3°」の双眼鏡の場合は、次の様にして計算されます。
tan (8.3÷2)×( 2 x 1,000m)= 145.1m
1,000mにおける視界は145.1mになります。

重さ

有効径が大きくなると、双眼鏡も重くなってしまいます。
あまり重いと実際に使う時に長く使うのが厳しくなります。
また遠征時など移動時にも嵩張るし重いので負担になります。

軽いとぶれやすいこともありますが、あまり重いと使いにくくなってきます。

実際の見方や好みによってわかれる部分ではありますが、500g=500mlのペットボトルと思ってみると想像しやすいと思います!

アイレリーフ

接眼レンズの最終面からひとみの位置(アイポイント)までの距離のことをアイレリーフといいます。
メガネをかけている方は、目と双眼鏡の間にメガネのレンズがあるためレンズとひとみの間に距離が出でしまいます。
そのためメガネをかけているとアイレリーフが大体14mmは必要と言われています。

画像お借りして作成しました

アイレリーフが短すぎると
例えば、アイレリーフが10mmの双眼鏡だと、メガネをかけてると実際14mm必要なため10mmのアイポイントにひとみの位置を合わせることができません。
双眼鏡を覗き込んだ際に景色の周りに黒いフチが見える「ケラレ」という現象が発生し見えづらくなってしまいます。

ただ、アイレリーフが長過ぎると安定性が落ちるので注意が必要です。
アイレリーフが15㎜以上のものをハイアイポイントといい、ハイアイポイントのものをおススメします。

防水

野外で使う可能性がなければ、防水モデルでなくてもOKです!
濡れる可能性がある場合は(国立やスタジアム系など)防水がいいです。

必須ではないので、ご自身の使用用途に合わせて選ぶといいと思います!

マルチコート

光の反射をおさえる“マルチコート”
双眼鏡には、像を劣化させる原因のひとつである光の反射をおさえるため、レンズやプリズム(内部反射鏡)の透過面に光の透過率を高めるコーティングが施されています。
光の透過率を高め、反射防止を高めるためより多層の膜のコーティングが施されているものが「マルチコート」です。

単層コート<マルチコート(多層膜コーティング)<フルマルチコート(全面多層膜コーティング)

コートが上がれば上がるほど、より明るく鮮明で綺麗な視界が得られるのでおすすめです。

レンズ(メーカー)

同じ倍率・有効径・実視界の同じスペックでも、レンズやコーティングが違えば見え方は全く異なります。
はっきり言って安すぎるもの(3,000円以下など)は期待できないと思っています。
【Nikon】【PENTAX】【OLYMPUS】【Vixen】【Canon】などのメーカーや信頼できるメーカーのものを選ぶのをおすすめします。

どうやって選ぶ?

スペック組み合わせまとめ

双眼鏡のスペック表に書いてある用語についてまとめてみましたが、それぞれの用語の意味がわかっても、で?ってなりませんか??私はなってました(笑)

組み合わせるとあれ?ってなって、用語とスペックを行ったりきたり…なので組み合わせをまとめてみました!

明るさよりも少しでも大きく見たい!大きさよりも明るく鮮明に見たい!など
人によって好みが分かれるので、好みに合わせて選ぶのがベストだと思います。

実視界も広くなくていいから少しでも大きく見たいって方はそんなにこだわらなくて大丈夫です。

実際の失敗談

友人は「倍率最優先で顔を見たい!」ってことで
倍率高め10倍~(12倍?)のズーム付きでひとみ径が小さく、実視界が狭い双眼鏡を使ってました。
買って使っていた友人本人が使いにくいって言ってたので参考のためご紹介します!
・ピントさえ合えば大きく見える
・バンド・MC時など動かないときは視界を固定できるので問題ない
・動いたら見失う、暗転時は全く見えない、照明が当たってないと見にくい、手ブレが大きい(ピントが合ってても手ブレで動く)
・ズーム付きは使えない(ピントが合いづらい)
・脇締めてしっかりと構えないとブレが大きい
→かなり双眼鏡でストレスを抱えてたので、このパターンの双眼鏡はおすすめしません。

倍率が10倍以上で重さがあっても(高額でも)大丈夫であれば、防振双眼鏡を選択肢に入れた方がいいと思います!

実際の使い方と必要なスペック

倍率は?

倍率は大きい方がいいけど、手ブレが大きくて暗くなってしまうのが悩みどころです。

特に京セラドームの可動席スタンドとか席自体が揺れるところもあるので、双眼鏡自体の手ブレが大きいと本当に使い物にならないです。
防振双眼鏡以外では10倍がギリギリだと思います。

※口コミにある「○倍率でこんなにはっきり見えました!」は本当にその通りの場合もあるけれど、
ジャニの場合メインステ・サイド・センター・バックステ・外周フロート・クレーンもあるので、
書いてないだけで「スタンド後列から(一番近いところにいるときに)はっきり見えました!」ってこともあります

例えばドームでバックステージ側スタンド後列から
バックステージを8倍でみたとき
メインステージを8倍でみたとき
それぞれ距離が違うので当然見え方は違います!
(バックステージで書き手は書いていて、読み手はメインステージと思って買ってしまうと期待外れになりかねないので)
その点も考慮して口コミは参考にした方がいいと思います。

明るさは?

ステージ上の照明が当たっているところであれば、使っていた双眼鏡の明るさ6.9でも問題なかったです。

ただ、私はピンスポットが当たってないとき・暗転時・スタンバイ・捌けるときを見ていたい
次に買うときはそれを追えるくらいの明るさということで、最低でも10以上のものが欲しいなと思いました!

アイレリーフは?

接眼レンズまでの距離が短いとまつげが当たっちゃいます。

マスカラとかマスカラについたラメとかが意外とレンズについてしまうことがあるので、ある程度長さがある方がいいです!
拭きすぎるとコートがはがれてしまうこともあるし、当たらないのが一番!
アイメイクはしっかりしていきたいし、双眼鏡が汚れるのも、メイクが崩れるのも嫌ですもんね。

私は11mmのを使ってるとき、マスカラが接眼レンズに付いてしまったり、瞬きのたびに触ってしまうことがあったので個人的には買いたすときに12mm以上で探しました!

実視界・見掛け視界は?

私はダンスしてる時に顔だけじゃなくて身体も(足元も仕草も)見たいし、移動も多く見逃したくないので実視界広めで探しました!
双眼鏡で見てても角度によって、スクリーンで自担が抜かれるときはスクリーン見て、切り替わったら双眼鏡でって見方をよくするのである程度の実視界があると便利でした!

バンドメインや動きが少ない場合や、何よりも顔だけが見たいって場合は狭くてもいいかもしれません。
実視界が狭いと双眼鏡で視界にとらえるのにちょっと手間取る場合があります、慣れもありますが…。
探してる間に見逃さないよう頑張ってください!

重さは?

がっつり両手で持って構えて見るよりも双眼鏡を片手で持つこともあるので、500gまでを一つの基準にしました!
私はライブ中に基本的にはうちわ持つ派のため、双眼鏡を片手で持つことも多々あります。
うちわ置いておいてもペンライト持ってたりするので、

 

私が購入の際に重要視したこと

私が今使っている双眼鏡を選ぶときに重要視したこと

・明るく、くっきり!(見やすさが最優先!)
・明るさ(暗転時、スタンバイ・捌けが追えるくらい!最低でも明るさ10以上)
・大きさよりも鮮明さ
・コーティングとレンズが信頼できるもの
・実視界と見掛け視界広め(できれば見掛け視界60°以上)
・片手でも持って見れる(できれば500g以下)
・どこに行くのも持っていく、アリーナクラスからドームまで使いたい
(遠征にも持っていくので重すぎるのは嫌、だからドーム上段では満足とまでいかなくてもOK)
・デジチケになって会場によってアリーナから天井席まで全く席がわからないときでも持って行く用

※これを買うときは次に防振双眼鏡を買おうかと思っていたので、↑の内容を重要視しました!
東京ドームなどデジチケでもゲートである程度席がわかるとき用に後から防振を買う予定でした。
(席によって、うちわを使わない席で両手でガッツリ双眼鏡を使ってみるとき用で)
今は担当さんが辞めちゃったので防振双眼鏡の購入保留中です。

まとめ

どういうときに使いたいか、優先したいこと、妥協できることが自分の中ではっきりしていると選びやすいかなと思いますが、よくわかんないーってこともあると思います。
私も初めての双眼鏡はよくわかんなくって、迷っちゃいました。

別記事で初めて買うのでお手軽でそれなりに使いやすいもの、好み別におすすめの双眼鏡を具体的に紹介したいと思います。

少しでも役に立てれば嬉しいです、最後まで読んでくださりありがとうございました。